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日本キリスト改革派
   大垣教会  月報
 
生命のいずみ
 
(第10号 2004年11月)
 
 
 
 

巻頭言   自然災害に思う     辻 幸宏


 10月20日、定期大会中に、台風23号が襲った豪雨のため、2年ぶりに大谷川が決壊しました。教会の皆さまにもご心配頂きましたが、教会にはまったく被害がなかったことに主に感謝します。ただこの島と十六の地域にも、床下浸水をした家屋があることを覚える時、心が痛む思いがいたします。また、この10月に襲った一連の台風と新潟中越地震において、多くの人命が失われ、またさらに多くの人々の住居が奪われたのも、私たちは忘れてはなりません。
 主イエスは、山上の説教の締めくくりの言葉として、「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。・・」(マタイ7:24)と語られています。ここで主イエスは、備えのことを語っておられます。自然災害に対して備えをして、岩の上に家を建てる如く、信仰においても、裁きの日の備えをして、神の子として神の国に入るための備えを行うこととして、主のお語りになられる御言葉を聞いて行う者となるように、お命じになられているのです。
 今回襲った災害は、備えることによって被害から逃れることの出来た方々もあるでしょうが、備えていたにもかかわらず被害を被った方々もおられたことでしょう。もちろん、備えるということは何よりも重要なことです。それを怠ってはなりません。しかし、それを防ぐことの出来ないこともあることを、私たちは知らなければならないのです。つまり人類は、今、全てを支配し、何でも行うことが出来るというおごりがあるのです。自然災害というのは、このおごりに対する、主の警告です。このおごりは、被害に遭われた方々の罪が裁かれるという因果関係にあるものではありません。人類全体に警告されているのです。だからこそ、被害に遭われた人たちのことを覚えて、主の励ましと主の慰めを祈ることが、私たちに求められているのです。忘れてはなりません。
 今日の生命、食べる食事、住む家、働き場、学び場、地域の人々、すべては、主が私たちにお与え下さっている故に、私たちは今日も何事もなく生かされているのです。平穏という豊かさと恵みに感謝しなければなりません。主は、ヨブから財産も家族も健康も全てを奪い取られましたが、一方的な恵みと祝福によって健康も家族も財産も再びお与え下さるお方です(ヨブ記全体、特に1〜2章・42章を参照のこと)。だからこそ、自らの弱さを覚えつつ、十分な準備を整えた上で、主の御言葉に聞き、主に従い、主に全てを委ねて歩んで行こうではありませんか。



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